「WinDVD Pro 11」をMACで使うには…

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現状、MAC上ではCPRMのかかったDVDやBlu-rayは再生できない。
HDDレコーダーで録画した地デジなどのコンテンツを、DVDやBlu-rayとして書き出し、パソコンで再生するにはWindowsマシンが必要になる。MACユーザーにとっては歯がゆいところだ。

それならば……と、MAC上でバーチャルデスクトップとしてWindowsを起動して、「WinDVD Pro 11」を動かしたらどうなのよ?
ググってみたが、参考になる記事があまり見当たらない。

WinDVD Pro 11

WinDVD Pro 11

そのへんのことを、WinDVD Pro 11の販売元に問い合わせてみたが……

本製品はWindows用となりますので、Mac OS環境でご利用いただくことはできません。
また、Macコンピュータ上でのBoot CampによるWindows OS上での動作も保証いたしておりません。

……と、つれない返事(^^;)

動作確認をすることは、それほど難しいことではないのだから、動作するとわかればMACユーザーだって顧客になるのにね。もったいないことをしていると思う。
体験版はCPRMに対応していないので、製品版を買わないといけない。
試している人があまりいないようなので、自分でやってみるしかない。 ダウンロード版で7,020円の出費だが、ダメもとでチャレンジ。

まず、私のMAC環境は以下のようになっている。

●iMAC 27インチ(2011年モデル)
※プロセッサ: 2.7GHz Intel Core i5
※メモリ: 8GB
※MAC OS 10.10
Parallels Desktop 10 for Macをインストール済み
Windows 8.1をインストール済み
●DVD/Blu-rayドライブ:I-O DATA BD-U6EP(CPRM対応)

これにWinDVD Pro 11をインストールした。
ちなみに、Blu-ray再生に対応している「PowerDVD」では、体験版を試したところ、Virtual Machineでは動作しないというメッセージが出てきた。そのため、WinDVD Pro 11を試してみることにしたのだ。

【結論】
Parallels Desktop 10 for Mac上のWindows 8.1では、WinDVD Pro 11は動作しない。

エラーメッセージは、PowerDVDと同じで、バーチャルデスクトップでは使えないというもの。
残念(T_T)
そういう制限はしないでほしいよ。
もったいないので、今度はBoot CampでWindows 8.1を起動して試してみる。

これまでは、Windows用しかないアプリケーションは、Parallels Desktopで使用していたので、Boot Campは使っていなかった。MAC環境とシームレスに使えるParallels Desktopの方が便利だったからだ。
すべてのWindowsアプリケーションが、Parallels Desktopで使えるわけではないが、私の目的には十分だった。

そんなわけで、Boot CampにWindows 8.1をインストールすることから始めた。
Boot Campの使い方は、アップルのサイトを参照→Boot Camp 5.1 のインストールと使用方法

がしかし!
ここでまた問題に直面(>_<)
Boot CampとWindowsをインストールするために、「Boot Camp アシスタント.app」を使うのだが、これがエラーで動作しないぞ(-_-メ)

同じような問題に直面する人もいるだろうから、書いておこう。
そのエラーとは、以下だ。

▼Boot Camp アシスタントは使えません。

Boot Camp アシスタントは使えません。

Boot Camp アシスタントは使えません。



「ディスクユーティリティを使ってジャーリングを有効にしてください」というのだが、ディスクユーティリティを使っても「ジャーナル記録を開始」がグレーで選択できない。

▼「ジャーナル記録を開始」が選択できない

ジャーナル記録を開始が選択できない

ジャーナル記録を開始が選択できない



これを有効にできないので、Boot Camp アシスタントが使えない。
調べてみても、これについての明快な解決策を見つけられない。OSのインストールディスクから起動するとできるみたいな記事はあったが、10.10はダウンロード版なので、DVDはない。起動ディスクを変えてみても、解決しなかった。
まいったね。
ならば、Boot Campアシスタントを使わずにインストールするにはどうしたらいいんだ?……ということで、参考になるサイトがあった。

BootCampアシスタントを使わずにMacにWindowsとのデュアルブート環境を構築してみた | Kotyan Life

この方法でやってみた。

悪戦苦闘して………………
Boot CampとWindows 8.1のインストールに、6時間あまりかかってしまった(^^;)

いろいろと環境をチェックしたり、アプリをダウンロードしたり、解決策を探したり……
ともあれ、WinDVD Pro 11をインストールして、HDDレコーダーで録画してBlu-rayに書き出したディスクをセットしてみると……

【結論】
Boot CampとWindows 8.1環境で、WinDVD Pro 11は問題なく動作する!(^^)

▼動作させたときの写真

Boot-CampのWinDVD-ProでBlu-ray再生

Boot-CampのWinDVD-ProでBlu-ray再生



画像は「四月は君の嘘」の一場面。
これで画面のキャプチャができる。

じつのところ、CPRMがかかっていると、通常の方法では画面のキャプチャはできない。真っ黒な画像になってしまう。いろいろと面倒な手順をふまないといけないが、方法はある。
その結果がこれ↓

四月の君は嘘(キャプチャ画面)

四月の君は嘘(キャプチャ画面)



四月は君の嘘」は、私が住んでいる練馬区周辺が舞台になっている。で、それをネタにして記事を書こうと思っているのだが、そのための資料としてキャプチャ画像が必要だったんだ。テレビ画面をカメラで撮影するという方法も試したのだが、あまり綺麗じゃない。
ということで、これにて一件落着!

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